2022.09.30 / UOZU
“形のない記憶”をテーマに。
デザイナー自身の記憶や思い出が洋服となって…
「思い出や記憶は、同じ体験をしていても、それぞれに解釈・消化され、意味や形は別のものになる。」
「物事のイメージを人為的に創作出来てしまう現代の中で、人々の記憶の不確かさや儚さを再認識したく、“僕の記憶の中にある服”を表現した。」
デザイナー橋本氏は語る。
遠い思い出や儚い夢を彷彿とさせるように紡いだコレクション。
大切な記憶を組み合わせることによって、私たちの内面に訴えかける洋服となった。
ジャケットにもデザインされているスパンコールのグラフィックは、
反転して写真に変わる。
アントワープ時代に自身が撮り溜めていた写真を散りばめた。
あの頃のように自由で制限のない日常に戻れるように、、
祖父からも着想を得た、シャツとベストのミックス。
今あるものを組み合わせて再構築。
新たな時代を担っていくパワーのある洋服。
楽しかった時や大切な時間に着ていた洋服は、
あなたの思い出を小説のように区切ってくれる。
橋下氏のように記憶に残る洋服こそが、あなたの人生を表すのかもしれない。