2022.12.29 / UOZU
歩んできた道。
past PARQS staff / K.SATO
僕の大好きなミリタリーが詰まったスタイル。
僕を服好きへと突き動かしたものの一つ。
それを全て伝えていきたい。
このスタイリングをした時に過ごす素晴らしい時間を想像して欲しい。
思わず動き出したくなる様な。
そんなパワーのあるスタイリングを意識しました。
見たことや着たことがない洋服はワクワクさせてくれますよね。
このコートは、『 MA-1 』…と思いきやおそらく『 CWU-36/Pフライトジャケット 』が、
モチーフになっていると思います。
5月に放映された「トップガン・マーヴェリック」で登場しました。
それだけでも映画も知れるしまるで主人公になった気持ちに。
中のニットはノルディック柄をつぎはぎにしたデザインで、
優しい色味や柄に対してパンチの効いたギミックです。
冬ならではのタートルネックでの遊びを入れて楽しく。
ラインストーンをアクセントに。
白や黒になりがちですが、色物を差しで入れるとガラッとイメージが変わりますよ。
こちらもパンツかと思いきや、イタリア空軍パイロット用の
フライトスーツのパンツ部分を生かしたオーバーオールです。
肩紐を垂らしてパンツの様に着用しています。
過去を破壊して再構築することで、違う作品に。
今までを変えたい意識がコラージュ的な独特な洋服が出来上がる。
冬のホワイト、素敵ですよね。アルミジップもいいアクセント。
しかし、ミリタリーの歴史の元々は絶対にあってはいけない戦争。
僕たちができることは、そこから反戦やカウンターカルチャー、
政治的な意思表示としてミリタリーアイテムを着ていたいんです。
これが僕の歩んできた道の一つです。
美しさも汚さもファッションから全部伝えたい。
それが人生だから。