2021.08.25 / UOZU
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08sircus、kiminori morishitaを手がける
森下公則氏が今季スタートさせた全く新しいデニムブランド
”and yellow”が21SSより正式にローンチ。
特徴となる”チェーンデニム”とは、、
kiminori morishitaで以前、
チェーンをデニム生地に織り込んだ革新的なアイテムをパリコレクションにて発表。
果てしなく労力のかかる作業のため量産には至りませんでしたが、
3年の試行錯誤の期間を経て、ついに量産に成功したチェーンデニム。
リメイクのデニムとは違い、
デニムの生地を織る際に、チェーンを折り込んでいきます。
元々、デニムに金属を折り込む機械なんてありません。
全て職人の手作業で、2人掛かりで一本一本丁寧に織り込んでいきます。
15本のチェーンを織り込み、またデニムを機械で織り、等間隔に繰り返し繰り返し、、
日本人に似た丁寧な職人気質を持つというインドネシアの工場に
デザイナー自ら赴き一から技術を継承した、
熱い想いが紡がれて形となる。
布の反からチェーンを織り込んでいるため、
型紙の配置も、裁断も一苦労。
一枚一枚裁断し、時間をかけて作られたまさに珠玉の一本。
こうして完成したデニムは新鮮で洗練された印象をもたらす…
今までも歴史を紡いできたデニムに、新たなエッセンスを吹き込んだチェーンの輝き。
また、リアルな加工は”レーザーシェイビング”という技法によるもの。
ヴィンテージデニムをテキスタイルパターンに落とし込み、
レーザー照射にて陰影を再現しています。
洗いの加工と違い水を使わない為、
サスティナビリティでもあるレーザーシェイビング。
歴史とテクノロジーにより誕生したアーティスティックなデニムは
きっとデニムの新しい世界を広げてくれるはず…