2020.06.12 / TOYAMA
香水は、感覚をよび覚まし、エスプリを高揚させるものである。
香り。それは触れることの出来ない幻影のようでいて 実体でもある、深みのある存在。
香りとは、私たちの影である。
贅沢な蜃気楼、私たちの投影像、典雅な舞・・・
それはまるで内に秘めた宮殿のような、甘美なクリスタルの世界なのである。
セルジュ・ルタンス
Biography
1942年3月14日 フランス・リールで誕生。
1968年 クリスチャン・ディオールのアーティスティック・ディレクターとして、メークアップラインの開発に従事。ディオールとのコラボレーションは12年に及ぶ。
1980年 資生堂のビジュアルアイデンティティの創造とグローバルイメージ展開の責任者となる。
1982年 香水「ノンブルノワール」のパッケージ、広告宣伝制作を担当。
1985年 資生堂INOUIのリニューアルを担い、そのコマーシャルフィルムはカンヌ映画祭で金賞受賞。
1992年 レ・サロン・デュ・パレロワイヤル・シセイドーがオープン。 パルファムの創作を本格的に開始。
2000年 パルファム・セルジュ・ルタンスのラインを創立。
2005年 ラグジュアリーメーキャップ「ネセセール・ドゥ・ボーテ」を開始。
2007年 フランス共和国文化芸術勲章コマンドゥール受章。
夏の盛り、物語の主人公は灼熱の砂漠に生息する1本の木。
その幹に斧が打ち込まれるとき冷たい涙がこぼれ落ちる。
スモーキーな渋みがあり、スパイシー。
まるで透き通る湖のような清涼感と透明感は圧倒的冷たさ。
〝フレッシュだけど、官能的だ〟
香りは五感で感じるもの。
フランスの哲人セルジュ・ルタンスがこだわった宝石のようなフレグランス。
あなたは、どの香りと物語を紡ぎますか?
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