2022.09.12 / TOYAMA
艶やかな色彩と、様々なファブリックで魅了されられる。
そのどれもがコレクションピースのようでありながら、
何よりもファブリックを最重要とし、
日常でも着られるよう、素材からシルエットやパターンを起こして作られている。
夢幻の可能性を秘めた一着を日常に、、
あなたは何を想う？
見て、触れて、感じてみてください。
光に浴びれば、鮮明に映し出される赤と青の対比。
それを絵の具で混ぜると、何とも言えない不思議な紫になってしまう。
普通では考えられない、世の中の常識(配色)は
彼(ドリス・ヴァン・ノッテン氏)には通じない。
ビスコースの滑らかな動きは、
どこか自然体でありながらも芯を持つ女性の艶めかしさもある。
柔らかく仕上げられたコットンスウェット
アイボリーとブラックで型取られた模様は一体何だろう、、
今回のテーマの一つである、『ハイビスカス』
日常として密接な関係のスウェットも、ドリス・ヴァン・ノッテンの
手に掛かればひとたび ”アート” へと進化する。
『ハイビスカス』は一日花である。
一日花は、咲くとその日のうちに枯れると言われている。
しかし、瞬く間に次へ、次へと、
つぼみをつけて咲き誇る、美しくも大胆な花。
よく見ていただくと分かるように、ちりめんのような素材で
素材には型取られた小花たちがひしめき合っている。
いつかは枯れる運命を持った花の持つ儚さ、
それでも力強く咲こうとしている生命力を
洋服に閉じ込めて、、
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彼(ドリス・ヴァン・ノッテン)が花や情景、色彩に触れたとき、
肌で感じたであろう感覚。
様々なものと触れ合い、全てが重なり合う。
その瞬間から、私たちを魅了する洋服が誕生する。
