2020.12.31 / TOYAMA
NewCollectionはヴィヴィアン・サッセンによる幻想的なフィルムで披露。
服をまとった人の動きと鮮やかな色を組み合わせた映像が、ポジティブなムードを描く。
ニュージーランド出身のアーティストのレン・ライによるフィルムが着想源。
フィルムに直接、色を塗ったりスクラッチする手法で、
サイケデリックムーブメントの先駆けとなったアート。
美しく動きのある色を重ねた服から
「服を通じて描くオプティミズム(楽観主義)」をのせて。
30 年以上に及ぶキャリアを誇るベルギーのデザイナー、
今や伝説となった「アントワープの 6 人」のひとりである彼のものづくりは
落ち着いた雰囲気の中に溢れる美意識と知的なデザインの感受性を富んでいる。
研ぎ澄まされた色彩感覚、
ファッションデザイナーとしてだけではなく園芸家の一面もあるドリス。
自宅の庭園には様々な樹木や植物、花、野菜などが植えられており
その愛がクリエイションの源に。
そして2020年10月9日米ロサンゼルスのラ・シェネガ通りにアメリカで
初の拠点となるショップをオープン。
8,500平方フィートもの広々としたショップは、
「ドリス ヴァン ノッテン」の店舗の中で最大規模となる。この場所の広さを生かし、またロサンゼルスが持つスピリッツとエネルギーを空間に落とし込んで、従来の店舗にはない、さまざまなアートやクリエーションの発信の場となるショップとなっている。
店の外は深々とした緑でおおわれて、「ドリス ヴァン ノッテン」のボタニカルに対する
愛をあらわしており、店内には日本人のボタニカルアーティスト、東信の作品も置かれている。
「ビッグハウス」の入り口には、スタインウェイのグランドピアノが設置されており、
さまざまなピアニストが招かれ、演奏することになる予定となっている。
ところどころに「ドリス ヴァン ノッテン」のストアの代名詞といえる鮮やかなイエローがある。
ほとんどの家具は再利用されたもので、フランス人の家具デザイナー、
Johan Viladrichによる要素も至るところに見られる。
彼の設計は“ゼロ・ウェイスト”(ごみゼロ)を標榜し、すでにある材料や資材を使用し、
既存の家具に合わせることで、まったく新しいものを作り出している。
ドリスヴァンノッテンのクリエイションを
是非感じてみてください。