2022.01.28 / TOYAMA
「Greetings from Antwerp」
“過去・現在・未来”を旅するアントワープ・ツーリスト
今シーズンは、過去・現在・未来のアントワープを旅するような「アントワープ・ツーリスト」のコンセプトがベース。
アントワープの過去や現在を象徴するモチーフを織り交ぜた“万華鏡”のようなクリエーションに仕上げており、
このコレクションそのものがアントワープの未来のビジョンを指し示すものであるという。
アントワープの“過去”を連想させるのは、いくつかの絵画。ピーテル・パウル・ルーベンスの『ライオン狩り』やピーテル・ブリューゲルの『聖アントニウスの誘惑』など、1500年代~1600年代の美術作品をプリントした。
アントワープの“現在”をイメージしたのが、ドリス ヴァン ノッテンのインターナショナルデザインチームのスマートフォンに保存されていた個人的な写真。大聖堂や聖アンナ・トンネルなどアントワープを代表する街並みに加え、深夜のナイトクラブで撮影した写真や、街の夜景、港の観覧車といったパンデミック前の何気ない――しかしとても気ままで自由な――日常を、
シャツやアウターに散りばめた。
自由だった“あの時”を祝し、未来を思い描く。
ドリス自身は今シーズンについて、さまざまな制限下での制作を強いられたからこそ“あの時を身に着ける”という
アイデアが生まれ、“アントワープの街を改めて見つめ直す”きっかけを得たと語っている。
「私たちが生きた自由だった時間を今祝うことで、また一緒に楽しめる日が来るだろう未来を、一足先に思い描いてみよう」とも。
1/29(sat)
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